先日、東京から名古屋へ帰る際、土曜日の最終新幹線だったので、グリーン車しか空いていなかった。「これは初めてグリーン車に乗る機会が巡ってきた!」と、迷わずチケットを購入して、初めてグリーン車を体験した。


グリーン車、すごくよかった!広々していて、足を思いっきり伸ばせる。リクライニングを最大限に倒しても、後ろの人に迷惑がかからないほどの広さがあるから、気兼ねなく倒すことができる。

指定席が満席だったのに、利用する人が少ないので、隣に人がいない状態で悠々と過ごせた。ものすごく高額なわけでもないのに、なんでみんな使わないのか不思議。



グリーン車は、乗って早々、乗務員さんがおしぼりを持ってきてくれる。ワゴン販売も、乗車して5分以内に来てくれた。一般車両を利用していると、「早くきてくれないかな〜」と思うことも多かったけれど、グリーン車から回っていたからだったのね。当然といえば当然だけれども。


ふだん一般車両に乗っていたから、その違いに興奮しつつも、リラックスした時間を過ごせた。料金は、名古屋—東京間は一般指定席の場合、片道10,110円、往復で20,220円。グリーン車は片道13,700円、往復で27,400円。7,180円の違い。

これをどう見るか。わたしは「自分が快適な時間を過ごすために使うお金」は、少し高くても出したいと思う。


本当は「どうせならグリーン車に乗りたい」と思っているけど、高いから乗らない。そういう「本当はやりたいけれど、お金がもったいないからやらずにいること」は、手が届く範囲ならやることにしている。


以前、思いつきで『東京ステーションホテル』に1人で泊まってみた。1泊3万5千円くらいしたけれど、まったく「もったいない」とは思わなかった。まるで姫になったかのような気分にさせてもらえて、超テンションが上がった。“自分を楽しませる”という意味で、すごくいいお金の使い方ができたなあと思う。


そういったことをくり返していると、気持ちが豊かになれる。自分が自分のことを、大切に扱うようになる。不思議だけど、自分が自分を大切にすると、周りの人も自分を大切に扱ってくれる。






そういえば、新幹線に乗り込むとき、タレントの武井壮さんとすれ違った。
通路をはさんだ隣には、毛皮のコートを着たオネェがいた。おもしろいぞグリーン車!
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先日のスーパープレゼンテーション
『The 3 A's of awesome—サイコーな人生を送るための 3つの秘けつ』


スーパーマーケットで働くサラリーマンのニール・パスリチャは、離婚や友人の死など、度重なる不幸に直面し、自分を元気づけるために日常生活で感じた小さなよろこびを綴ったブログを始めた。

その評判は瞬く間に口コミで広がり、国際的な賞を受賞するまでの人気ブログに成長したそう。うらやましい。


彼がスピーチで言っているの3つのAについて。

  • Attitude(前向きな姿勢)

悪いことが起こったとき、選択肢は常に2つある。悲しみに向かい続けるか、心機一転して未来へ向かうか。人生は短い。だから前向きな姿勢で生きる。つらくても前に進む。


  • Awareness(豊かな感性)

自分の中に眠っている『3歳の自分』を大切にしよう。豊かな感性を持ち続け、暮らしの中に小さな喜びをみつける。


  • Authenticity(自分を信頼する)

本当の自分をさらけ出して、「これでいいんだ」と思えること。本当の自分を生きていれば、自分が楽しいと思える状況に身をおくことになり、素敵な場所や人に出会え、大きな充実感を得ることができる。



「じゃあそうするために一体どうしたらいいの?」がわからなかったから、考えてみた。



たとえば3つめの「Authenticity」。これが1番重要で、そして最も難しいこと。だからこそ、これさえできれば必ず人生は豊かになる。じゃあ、「本当の自分をさらけ出す」とは一体どういうことなんだろう。

わたしたちは、多かれ少なかれ「本当の自分をさらけ出したい」「ありのままの自分でいたい」という想いがある。だけど社会ではそれができないことが多く、本当の自分をいつも押し込めて、自分じゃない自分を振る舞っている。

じゃあ、ありのままの自分って一体何?本当の自分ってどんな自分?

20年、30年と、自分を殺し続て周りに合わせて生きてきた人に、いきなり「ありのままでいいんだよ」と言っても混乱してしまう。自分は本当はどうありたいのか、本当の自分とは何か、自分自身にもわからない。


こないだ観たドラマで、印象に残ったシーンがあった。学園ドラマで、「本当の自分」を振る舞おうとしても、「本当の自分」が何なのかがわからず混乱する女子生徒に、先生が言った台詞。

本当の自分とは、周りに見せるものではなく、自分自身がわかっていればいい。

「本当の自分がわからない」と悩んでいる今の自分を受け入れることが、本当の自分を取り戻す方法なんだ。




『すべてがFになる』シリーズで有名な森博嗣先生もこう言っている。

「人らしくありたい」とか、「自分らしく生きよう」といった物言いは、ほとんど意味はない。「人らしい」という状態が明らかに存在している、と誤解されやすいし、「自分らしさ」というものが、誰にとってもすぐに認識できるものだ、と考えてしまいやすい。
それができないことで悩んだりすると、具合の悪いことになる。

世の中には「綺麗事」ともいえる言葉が、「常識」とされているのだ。非常に馬鹿馬鹿しいと思う。わざわざ言葉にするということは、本当はまったく当たり前ではないから、一種の憧れというか、幻想に近い概念として、標語のように語られているのだろう。



わたしたちは「本当の自分」「ありのままの自分」という“言葉”にまどわされて、余計に自分を見失っているのかもしれない。


人間は、生まれたときからあらゆる価値観にさらされて生きている。わたしのように影響を受けやすく、また、本を多く読むような人間は、他人の価値観に影響を受けすぎていて、もはや「ありのままの自分」が何なのかがわからない。でもそれでいいと思っている。



結論は、「本当の自分」なんてどこにもないし、探してもムダということ。


自分らしく生きるために、「本当の自分がわからない自分」にOKを出す。本当の自分じゃない人生を生きている自分も、まあ仕方ないか、と「○」をつける。


そうやって自分のことを認めることができると、自分を大切に思うことができるようになる。「自分を大切にする」というのが、「本当の自分を生きる」ということ。

自分を大切にしようとすると、やりたくないことをやめる必要がある。大切な自分に、イヤなことはさせられない。自分を大切にしようとすると、やりたいと思ったことはやらなければならない。大切な自分が「やりたい!」と思ったことなら、なにがなんでもやらせてあげなきゃいけないから。


自分を大切にしようとすると、自己中になる。世界で一番自分が大切なのだから。

こうやって、自分を大切にしようとすれば、自然と自分の気持ちを優先することになるので、結果として、本当の自分(自由に振る舞える自分)になれる。



「本当の自分」がわからなくて悩むくらいなら、今すぐ「自分探し」なんてやめて、今の自分にOKを出すところから始めてみたらいいと思う。
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大興奮の1冊に出会ってしまった!



この本やばい。わたしが声を大にして言いたいことが全て詰まっている。ブログなんて書かずに、この本を配ってまわったほうがいいんじゃないかな。



成毛さんは元マイクロソフトの社長で、現在はHONZ代表や、様々なベンチャー企業の取締役・顧問などをされています。早稲田大学の員教授も務めている。

『このムダな努力をやめなさい』は、とても痛快で思わず笑ってしまった。すべて素晴らしいけれど、その中でも特によかった部分のまとめ。


わたしはつねに、「がんばらない」「我慢しない」「根性を持たない」という三原則をモットーにしてきた。苦手な仕事にも最大限努力して取り組もう、などと洗脳しようとする輩もいるだろう。しかし、苦手なことはいくら時間をかけてもそれほど身につかない。まさにムダな努力だ。自分が苦手な仕事は放っておけばいい。そうすれば誰かがその仕事を代わりにやることになる。会社組織というのは、そういうものなのだ。



ほんとうに、その通り。苦手なことに取り組むことほどムダな時間はない。テンションが上がらないからいい仕事ができないし、かかった時間の割にいいものにならない。


人を傷つけない人、不愉快にさせない人は、確かに優しい人間のように思える。しかし、それは自分が嫌われ者になりたくないだけのことが多い。マイナスの要素がない代わりにプラスの要素もない。それではただの「退屈な人間」と言えるだろう。



誰からも「いい人」だと評されている人ほど、信用できない人物はいない。「賛」の評価しかされない人は、偽善者である可能性が高い。偽善者は、誰に対しても腰が低く、嫌いな人などいないという素振りを見せるが、裏を返せば八方美人で信用できない人物だ。

さらに、「いい人」は、世間の常識を「無条件」で信じていて、世間の定めた枠のに収まることばかり考えている。それは自分の頭で考える力がなく、自分で判断して行動する勇気がないからだ。偽善者は、自分が無能な人間なのだという自覚がないのだ。



孤独を恐れるから不安や恐怖が生まれるし、判断軸もぶれる。孤独を恐れない人なら、今どのような生活を送っていても、将来、大化けする可能性を秘めている。孤独こそ、自分の人生を豊穣にする最良の土壌となる。みんなから愛される努力など必要ない。社交的な人間になろうとするのはムダな努力だ。



孤独を受け入れられる人間は、最強。「誰からも好かれなくていい」と自分に許可できたら、100%自分のしたいように振る舞うことができまる。この本も、その参考になる。







まだまだ、続き。
成功する人は、間違いなく運がいい。というよりも、運がいいから成功する。残念ながら、努力をして成功できるわけではないのだ。成功者には共通点があるなどともっともらしく説く人もいるが、私はそんなものはないと思っている。成功するかしないかは九割方、運で決まると考えている。


やっぱり。もうムダなあがきはやめよう。成功する人はがんばらなくても成功するし、成功しない人は、がんばっても成功しない。そもそも「成功」の定義はあやふやで、“今の自分で成功だ!”と自分で決めてしまえば、全人類が成功者だと思う。



人に無用な情けをかけない。人に期待しない。見返りも求めない。これがムダな努力をしない人間の人付き合いの鉄則である。



嫌われ者になったほうがいい。余計な人が近づいてこないからラクだ。ムダな努力をしない人間は、そうやって付き合う人を絞り込んでいる。

友人が多い人は人徳があり、少ない人は欠陥品のようにいわれる。しかし、増やしたところで意味はない。長い表面だけの付き合いのある友人が多すぎると、話す内容や方向が固定し、新しいことにチャレンジしようとしなくなる。流動的な付き合いのほうが、自分自身が硬直しない。



私は昔から上から目線でものを見てきた。なぜなら、自分が世の中で一番優秀だと思っていなければ、仕事はうまくいかないと考えているからである。自信は自然と生まれるものではなく、自らつくり上げるものだ。仕事で成果を出したら自信がつくのではなく、根拠はなくても自分は成し遂げられると信じ込んで行動すれば、成果が伴ってくる。
多くの人は、他人から否定されるとプライドをズタズタにされたと感じるかもしれないが、「自分が一番すごい」と思っていたら、それほど腹は立たない。「この人にはわからないか。しょうがないね」と、こちらから切り捨てられる。








まだまだ実践できていないものもあるけれど、わたしはここ1〜2年で成毛さんのような考え方になったた。 こういう風に考えるようになると、生きることがとてもラクになる。だってムダな努力をしなくていいんだから!がんばらなくてもいいんだから!
いい顔をしたり、親切ぶったり。そんなことしなくていいから本当にラク。以前のわたしのように、「本当は自分はこんな“いい人”じゃないのに!」と思いながらイヤイヤいい人ぶっている人は、思い切ってやめたら、生きやすくなると思う。

いい人ぶらなくなると、自分にとって何が1番大切なのかが見えてくる。自分が何を1番大切に思っていたか気づく、と言ったほうが正しいかもしれない。わたしの場合は家族だった。だから家族さえいれば、友達が少なくても、仕事がなくても、まあいいやと思えるようになった。


この考え方が正解か間違いかではなくて、自分に合っているかどうかだと思うけれど、自分に正直に、ラクに生きていきたい人は必読。
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