2015年10月



【バルセロナ5日目】バルセロナの人々の生きる力とたくましさ。 の続き。


スペインで年に一度行われる、絶対に眠れない祭り。


その名も




爆竹祭り















 





正式にはサン・ジョアンという夏至を祝う古くからのお祭りなのだけど、爆竹を夜中まで打ち鳴らして祝うことから爆竹祭りと呼ばれているのだそう。


















一晩中町中で爆竹を打ち鳴らしまくるなんて、、、、、























めっちゃおもしろそう!











なんでも、この日のために「爆竹屋さん」なるものまで出現し、みんなこぞって買いに行くらしい。いったいみんなどれほどの量の爆竹を仕入れているのだろう…


っていうか爆竹屋さんなんて単語生まれて初めて聞いたよ。本当におもしろすぎるスペイン。







日が沈んだ頃に里沙ちゃんの家を出て、バスに乗って祭りが一番盛り上がっているというビーチへ。すでにたくさんの人だかりができていて、いたるところで爆竹の音がする。



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わたしは「バンバンバンッ!」とすさまじい音がする、あの爆竹しか知らないのだけど、こっちにはたくさんの種類があるみたいで、大小高低さまざまな爆発音があちこちで響いている。


そのなかでもすさまじいのが、「バンバンバンッ!」という従来の爆竹の音に対して、











ボンっ
 



と腹の奥に響いてきそうな音の爆竹。



ほとんどの人たちは自分の好きなように爆竹を打ち鳴らしているのだけど、中にはタチの悪いやつらがいる。彼らはすさまじい爆音の爆竹を、歩いている人が通るであろう道に向かって投げて、通行人が爆竹の横を通りかかったときにタイミングよく爆発するようにする。通行人がびっくりして悲鳴をあげるのを見て楽しむのだ。





普通なら驚かされた人も怒るところなのだろうけど、さすが自ら進んで爆竹祭りなんていうやばいものに参加しているだけのことはある。一瞬ビビリはするものの、すぐに冷静さを取り戻して通り過ぎる。そんな彼らの様子をわたしたちは飽きることなく眺めていた。


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ところで、数日前に里沙ちゃんとビーチへ来たときもそうだったのだけど、バルセロナのビーチにいると、お酒を売り歩く人たちがやってくる。爆竹祭りの日も、座って爆竹祭りの様子を眺めていると、モヒートを持ってくる人たちがいた。だけどわたしはビールが飲みたかったので彼らからお酒を買わず、ビールを求めて場所を移動することにした。


ふらふらと歩いていると、ひとりのインド系の若い男がビールを4本ほど持っているのを発見。声をかけ、値段を聞くとビール2本で5ユーロとふっかけてくる。


高い!もっと安く!と交渉して2本で3.5ユーロまで引き下げたけれど、細かいお金がなく3ユーロしか払えない。「3ユーロ」と言うと、「じゃあ売らないよ」と言う。


本当は細かいお金がないから買えないだけだけど、「あっそ。じゃあいいわ」と強気に立ち去ろうとすると、ビール売りは慌てて「いいよいいよ、3ユーロで」と言い、見事3ユーロで交渉が成立した。


ビール2本で3ユーロは、売店で買うより割高。だけどこの交渉戦を制した(?)ことがうれしかった。わたしは今までの旅の中でも、これまでの人生の中でも、「交渉」をした経験が全くといっていいほどなかった。日本で暮らしていて値段交渉の機会はほとんどないし、旅に出てからもあまり交渉をせず言い値を受け入れてきた。


だけど、わたしの旅のバイブル、深夜特急で沢木耕太郎さんが幾度となく交渉戦に挑んでいる姿を読んで「わたしもこんなふうに交渉したい」と思っていた。


海外の人たちの強気の対応に、弱気なわたしはなかなか交渉することができなかったけれど、今回は初めて強気な交渉戦に打って出て、しかも交渉慣れしていそうな手強いインド人に、こちらの提示価格で売らせることができた。


交渉戦を制した証拠(?)に、ビールを受け取ってその場を離れようとすると、「やれやれまったく君には負けたよ」という感じでビール売りがわたしの背中をぽんぽんと叩いた。それがなんだかわからないけれど、無性にうれしかった。海外では、何も言わなければカモられる。自分の意思を伝え、適正価格で買えたことが、少しだけわたしに少し自信をつけさせてくれた。









そろそろ帰ろうかとバスを探していると、ビーチ近くのマンションのベランダに、手書きで大きく文字の書かれた垂れ幕が垂れ下がっていた。スペイン語がわからないわたしでも、「頼むから静かにしてくれ。明日の朝早いんだ」のような意味合いのことが書かれていると察しがついた。



バルセロナ人はタフだ。何気ない金曜日でも深夜4時まで平気で馬鹿騒ぎをする。そんな彼らが年に1度の爆竹祭りに、大量の爆竹を買い込んで臨んでいるのだ。祭りは明るくなるまで続くに違いない。


眠れぬ夜を過ごすであろうマンションの住人に心の中でアーメンと祈りながら、ビーチから離れている里沙ちゃんの家に戻り、ぐっすり眠った。



続く。


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この日は里沙ちゃんと里沙ちゃんの息子くんたちと、凱旋門とその奥にあるシウダデラ公園へ行った。公園内は広く、美しい噴水を見ながら芝生に座ってゆったりしたり、謎のマンモスのモニュメントの前で記念撮影をすることができる。

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ところで凱旋門からウダデラ公園までは少し距離があるのだけど、途中で子どもたち相手にシャボン玉をつくって遊んでいるおじさんがいた。

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里沙ちゃんの息子くんが遊びに加わろうとおじさんに近づき、わたしたちは少し離れたところに座って、子どもたちが遊ぶほほえましい様子を眺めていたのだけど、すぐに息子くんが戻ってきた。


なんで遊ばないの?と聞くと「お金いるんだって」という衝撃の返事が返ってきた。


お、お金いるの…?




こういった人たちにお金を払って遊んでもらうという感覚がまったくなかったので、すごくビックリした。 日本だったらありえないよね?(わたしが知らないだけ?)子どもと遊ぶことを商売にするなんて、なんというか、すごい。




でもまあ、バルセロナでは歌を歌ったりなど様々な方法で道端で小銭を稼ぐ人をよく見かけたので、このおじさんも彼らと同じなのだと思えば納得がいった。



わたしは人間観察が大好きなので、路上で稼ぐ人たちを観察した結果、彼らに共通するある方則を発見した。それは肌の色によって稼ぐ手段が違うということだった。たいてい肌の色が白い人は「パフォーマンス」で稼ぎ、肌の色が黒い人は「物を売って」稼ぐ。



「パフォーマンスで稼ぐ」人は、絵を描いたり、楽器を弾いたり、歌を歌ったりする。


「物を売って稼ぐ」人たちには2種類いて、自ら歩きながらミサンガを売ったり、水を売ったり、セルフィーを売ったりする人と、路上に座って商品を並べ、道行く人に声をかける人がいる。


肌の色と稼ぎ方にどんな関係があるのかわからなかったけれど、見事に分かれていてとても興味深かった。


「物を売って稼ぐ」人たちの様子で印象的だったのが、道端や地下鉄の構内にシートを敷いて、その上にサングラスや小物を並べて商売をしてる人たち。彼らのシートには四隅に穴があり、そこから通したヒモ4つがまとめてある。


バルセロナ初日にお世話になった大樹さん(仮名)に、なぜヒモがついているのかと尋ねると、「警察がきたら荷物をまとめてすぐに逃げられるようにするためだよ」と説明されて納得した。彼らは警察に見つかったら、サンタクロースみたく袋を担いで逃げるのね。




パフォーマンスで稼ぐにしろ、物を売って稼ぐにしろ、彼らはとてもたくましい。路上での商売も、偽物を堂々と本物だと言って売りつけようとするのも、犯罪ではあるけれど、彼らなりの生きるための手段。「生きていくためだ。何が悪い」とでもいうような堂々さには、感動すらおぼえる。わたしが彼らのような立場になったとしたら、わたしはどうするのだろうか。彼らのように堂々と道端でお金を稼ぐことができるだろうか。






…






里沙ちゃんから印象的な話を聞いた。彼女がよくいくバルにいつも来る老夫婦がいるらしいのだけど、彼らはお金を一銭も持っていないのだという。彼らは誰かにおごってもらい食事をする。そして彼らは、お金を持っていなくても、とても幸せそうなのだという。




もう本当にすごい。




一銭も持たずにバルに行くなんて、毎日毎日誰かにおごってもらうなんて、まるでそれが当たり前かのように過ごすなんて、お金がないのに幸せそうなんて、信じられる?




日本だったら夫婦で心中してもおかしくない状況で、幸せそうに生きている老夫婦。この話を聞いたとき、これが日本と海外の一番の違いだなと思った。




どんな状況でも幸せに生きていく力。自分の幸せを周りの環境に左右させない強さ。人に迷惑をかけること、かけられることへの寛容さ。国によって違いはあれど、海外の人たちは圧倒的にこれらの力が強くてたくましい。











公園でゆっくりしてから家に戻り、息子くんたちと一旦わかれて里沙ちゃんと旧市街を散策することに。旧市街はまるで迷路のような細い路地がいくつもあり、直感に従って歩いて行くと、とってもかわいいお店に出会うことができる。


問題は、路地が多すぎてどうやってたどり着けたのかわからないところ。きっと次来たとしても、探し当てることはできないんじゃないかと思うくらい、まるで迷路だ。鬼ごっこしたらめちゃくちゃ楽しいだろうなあ。


▼たくさんかわいいお店に出会った。
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▼わたしがバルセロナで一番好きなのは、旧市街の街並み!本当にかわいくて、歩いているだけでわくわくする。
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夕方家に戻り、里沙ちゃんの家族と一緒に夕飯を食べた。


ところでこの日の夜は、バルセロナで有名な祭りが行われるらしく、里沙ちゃんと行ってみようという話になっていた。


大樹さんも、大樹さんのルームメイトも、里沙ちゃんも、里沙ちゃんの旦那さんも、みんなが口を揃えて、「この日は絶対に眠れない」という祭り。


絶対に眠れない祭りって一体…。


なんといってもここはスペイン。ものすごいことが起こるに違いない。期待と不安を胸に祭りに繰り出した。



つづく。



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サグラダファミリアを見学し終えてぷらぷらしていると、正面にある公園でアイスを売っている屋台を見つけた。サグラダファミリアに入る予約に間に合うためにダッシュして疲れていたので、アイスでも食べてちょっと休憩することにした。


お店は縦長のつくりになっていて、手前のカウンターではアイスを、奥のカウンターではジュース的なものを販売していた。店員さんは2人いるものの、向こうのカウンターにかかりっきりで、アイスの方には誰もいなかった。一応声をかけておいたので、手が空き次第こっちへくるだろうと思ってアイスを選びながら待っていると、何やら騒がしい声がする。



出た。中国人だ。







ひとりの中国人のおばさんが、向こうの方にいる家族らしき人たちと大声でやりとりをしながらやってきた。そして先に並んでいるわたしなど存在しないかのように、順番を完全に無視してカウンターに乗り出し、大声で店員を呼びつける。


店員さんがやってきて、「手が空くまで待ってて」と言って奥の方へ戻っていくのも気にせず、今度はコインをガラスケースに「カンカンカンカン」と何度も当てて呼び出す。


うんざりした顔で店員さんがまた来て「だから待っててってば」と言っているにもかからわず、「チョコレートアイス頂戴!あとストロベリーもね!」と相手のことなんて全く気にせず注文を口にする。



「Hey hey hey, hold on, hold on!」



あまりの身勝手ぶりに、うんざりを通り越して呆れ顔の店員さん。





一言一言はっきりと、「手が、空くまで、少し、待ってて。OK?」と言い残し、再び奥へ戻る。














「カンカンカンカンカンカンカンカン」



















すぐにまたガラスケースをコインでたたくおばさん。



















イライラした顔で店員さんが来る。




「Calm down, calm down!」ちょっと落ち着けって、と店員さん。









「チョコレートとストロベリーアイスを頂戴ってば!」とおばさん。





もはや店員さんは、明らかに不審者を見る目でおばさんを見ている。おばさんはそんなの知ったこっちゃないとばかりに注文を繰り返す。両者譲らない戦い。



って、あれ?


















































わたしのこと忘れてねぇ?















 
わたしはおばさんに向かって、


「あのね、あなたの視界には入っていないかもしれないけれど、わたしが先に並んでたんですよ。だからね、店員さんの手が空いたら、わたしのアイスを先に作ってもらわなければならないんですよ。

あなたはわたしの後からやってきたんだから、おとなしくわたしの後ろに並んでなさいよ!」








とまくしたてる英語力はないので、たった一言。





















「I'm First!」


















険しい剣幕で伝え(それでもおばさんはなかなか譲らなかったのだけど)、最終的にはおばさんを横へ追いやり、無事、わたしはアイスをゲットできたのでした。


フンっ!中国人のおばはんに好き勝手させるかっ!きちんとルールは守ってもらいます!強引さに押されて泣く泣く順番を譲る…なんて絶対しないからね!日本人だからってなめんなよ!(←違うかw)




鼻息荒くアイスを受け取って、ベンチに座って食べた。

















鼻息の荒さが通常に戻ったころ、里沙ちゃんと合流した。わたしはバルセロナではまだ海を見ていなかったので、連れて行ってくれた。

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海を眺めながら、バルセロナについてのいろんなことを聞いた。


とにかく人が明るいこと。生命力に溢れていること。


他人の子どもでも、悪いことをしたらきちんと叱る「正しい優しさ」を持っていること。


学校の先生も、そういった正しい優しさを持っているので、両親は安心して子どもを任せられるということ。子どもたちも、先生のことを尊敬しているということなど…。






わたしは日本が好きだけど、疑問に思う部分も多い。その中のひとつが「教育」なのだけど、スペインの教育と日本の教育、どちらがいいかは別として、里沙ちゃんの話を聞いて、スペインの教育から学ぶべき点はたくさんあると思った。

 

それにしても、世界のいろんなところへ行き、いろんな人と話していると、たくさんの違う価値観に出会うことができる。 それは、旅での楽しみのひとつだった。


外国人に話を聞くのも素敵だけど、海外に住む日本人から、同じ日本人としての価値観を持った人から見た海外の様子を聴けるのも、すごく興味深いと思った。日本を知っているからこそ、海外に住んでみて、その国の良さや日本の良さがわかる。バルセロナに住む里沙ちゃんの意見を聴けるのが、すごくうれしかった。





里沙ちゃんとわたしは、同い年で同じ市出身と共通点が多く、会って2日目にもかかわらず、話が尽きることがなかった。どれだけでも語り合った。




本当に、世界にはどんな出会いがあるかわからない。旅の醍醐味は出会い。美しい景色を見ることや、海外ならではのアクティビティに参加することももちろん楽しいけれど、やっぱり出会いにはかなわない。


日本にいたら会うことができなかった人とこうやって出会い、同じ時間を共有していることがうれしい。偶然の出会いだけど、出会ったのは必然だとしか思えない。すべての出会いにそう感じるけれど、里沙ちゃんとの出会いは特別そう思った。きっとこの先何年も関係は続いていくんだろうと自然と思えた。






帰りにスーパーに寄ってビールやつまみを買い込み、里沙ちゃんのお宅に戻って晩酌タイム。里沙ちゃんのかわいい息子くんたちとも仲良くなれて、明日一緒にお出かけする約束をして、その日は里沙ちゃん宅のゲストルームで眠った。


 
つづく。



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朝ホテルを出て、ランブラス通りにあるボケリア市場へ。朝食用のチーズとパンを買い、食べる場所を探して旧市街をぶらぶらしていると、カテドラルにたどり着いた。荘厳で美しいカテドラルを眺めながら、ベンチに座って朝食を食べる。ものすごく贅沢な時間。

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▼ここの木陰に座ると、正面にカテドラルが見えるので、座ってのんびりしているだけで至福の気分を味わうことができる。
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広場では老夫婦が手をつないで散歩していたり、爽やかな青年が木陰で読書をしていたりと、ゆったりとした時間が流れている。







なんて素敵な場所…





















だけど…







































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SAMSUNGめ









 













雰囲気ぶち壊しだわ。
















しらけた気分でいると、インド人っぽい観光客(?)が「カテドラルをバックに、僕の写真を撮ってくれよ!」と声をかけてきた。残念なSAMSUNGは写さないようにして写真を撮るとってあげると、インド人はうれしそうにお礼を言い、「きみのスマホも貸して。撮ってあげるよ」とにこやかに申し出た。


いい人そうではあったのだけど、ここはバルセロナ。スマホをわたした瞬間ダッシュで逃げられたら困ると思い、ノーセンキューと言うと、彼は「そう?ならOK」とにっこり笑って立ち去った。 


もしかしたら本当に好意で言ってくれたのかな。だとしたら疑って悪かったなあと思いつつ、けれど一人旅で自分の身を守れるのは自分だけだから、これでよかったんだ。






朝食を食べ終え、まだ早い時間で観光客が少ないカテドラルの中へ。外観同様、中も荘厳な雰囲気。 
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次に向かったのは「モンジュイックの丘」。エスパーニャ広場の近くにある小高い丘で、バルセロナ市街を一望することができる。




上に上がろうと階段を上っていると、階段の踊り場で女性の集団に声をかけられた。「身体障害のある方のために、ここにエレベーターをつけるための署名活動を行っているの!よかったら名前を書いてくれない?」


にこやかにさわやかな笑顔で声をかけられたので、特に変にも思わず、「いいですよ」と言って名前を書いた。では、と先へ進もうとすると、「募金もしてくれない?」と言って立ちはだかる。


ん?なんで?署名を集めているってことは、行政に働きかけるためでしょ?なんで募金必要?おかしいでしょ。


断って通り過ぎようとしても、行くてを阻んで通らせてくれない。絶対この人たちおかしい…良く見てみると、愛想のいい笑顔ではあるものの、目は笑っていない。




「ここを離れろ!」と直感が告げていたので、「通してくれないなら向こうから回って行きます」と告げて来た道を引き返した。後でネットで調べてみてわかったのだけど、どうやら彼女たちはスリ集団で、ひとりが署名や寄付をお願いしているすきに、他のメンバーがバッグの中身やポケットに入った財布などを盗み取るという手口を使っているらしい。


超あぶないところだった…。ぼけぼけしていたら盗られてしまう。バルセロナへ行かれるみなさん、本当に気をつけてください。でも必要以上に怖がることはないです。自己管理をしっかりしていれば大丈夫。


パンツのポケットに財布やスマホを入れない。
飲食店ではテーブルにスマホを置かない。
バッグの外ポケットに貴重品は入れない。



そういったことに注意して、ここは日本ではなく海外なのだということを自覚して、持ち物をきちんと管理さえしていれば大丈夫です。でもでも、旅の熟練者が言っていたんですが、注意していても盗られるときは盗られるらしいです。だからもうそのときは、運命だっ他とあきらめよう♪












ところでモンジュイックの丘は、特に絶景が見られるわけでもないけれど、なんだか落ち着く場所だった。


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しばらく景色を眺めながら、今日のプランを思い返していた。

こっちへ来て2日目に運命的に出会った、バルセロナ在住の同い年で同じ市出身の里沙ちゃんが、おうちに泊まりに来てもいいよと言ってくれたので、里沙ちゃんの家にいったん荷物を置きに行く。


その後15時にひとりでサグラダファミリアへ行き、中に入って見学するという流れだった。わたしにしてはめずらしく、サグラダファミリアの中に入るために、事前に予約を取っていた。


(サグラダファミリアは中に入るのに長蛇の列が並んでいるので、事前に予約するのがベスト。塔に登のも予約が必須です)



予約したところまではいいのだけど、やっぱり計画性のないわたしは、里沙ちゃんのお宅に荷物を置きに行く時には、予約時間がかなり迫っていた。だけど焦る気持ちはまったくない。だってここスペインよ?ちょっとくらい予約の時間に遅れたってどおってことないさ。


なんて余裕ぶっこいていたら、里沙ちゃんの「サグラダファミリアは結構時間に厳しいらしいよ。時間に遅れたら入れないかも」の一言で急に焦り出した。



里沙ちゃんのお宅に荷物を預けて、旦那さんにあいさつを終えると、急いで地下鉄へと向かった。さっきまでの余裕はどこへやら、焦りと暑さでで汗だくになってサグラダファミリアへ。


地下鉄の出口を出て、受付と思われる場所へ行き、「15時に予約しています!これ!予約画面!」と差し出すと、「入口は反対側です」と言われてしまった。ガーン。


サグラダファミリアって結構でかいのよ!反対側って、めっちゃ距離あんねん!


この地点で15分以上遅れているわたしは、焦りに焦りまくって反対側までダッシュした。この旅いちばんの走りだった。反対側へたどり着き、受付らしき場所で警備員さんに「予約しています!」と言うと、無表情で「ここじゃない、あっち」と言われた。またか!一体いつたどりつけるんだ!





警備員さんが指差す方向へ行くと、人だかりができている場所があった。どうやらそこが入口らしい。ぜーはー言いながら係りのお姉さんに「ごめんなさい!遅れちゃいました!」と言うと一言。











「いいのよ〜♪」



















































いいんかい!






















めっちゃ焦ってめっちゃ走ったの返せ!














やっぱりスペインはどこまでいってもスペインだった。(そういうところがだいすきだよ!)



ということで、しっかりとサグラダファミリアを見学することができました。

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つづく。


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 ホテルをチェックアウトし、すぐそばにあるグエル公園へ向かった。グエル公園はガウディがつくった公園なのだけど、わたしは建築のことはさっぱりわからないし、ガウディにあまり興味がなかったので、入場料のかからない公園の外周をまわった。


バルセロナ自体が音楽にあふれた街だと思ったけれど、 グエル公園は特にそうだった。いたるところで音楽が流れている。流れていると言っても、スピーカーからBGMが流れているのではない。そこかしこに演奏している人がいるのだ。


日本で道端で楽器を演奏するといえば、人通りの多い駅前と相場は決まっているけれど、この国では観光名所はもちろんのこと、バルの前や地下鉄の構内など、本当にいろんなところに演奏して小銭を稼いでいる人がいて、生の音楽が聞くことができる。


音楽のジャンルも楽器も様々だ。クラッシック、サンバ(?)、ポップス……ギターにアコーディオン、笛(のようなもの)、木琴(のようなもの)、それぞれ好きな楽器で好きなように弾いている。


彼らの音楽は、ときには楽しい気持ちに、ときには安らかな気持ちにさせてくれる。わたしは彼らの演奏を聴いては、なるべく彼らにお金を入れるようにしていた。


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ひとりで旅をしているわたしに、音楽はちょうどいい癒しになってくれた。音楽で(ときにはダンスで)表現する人たちを見ている間は、なにも考えず、ただ音楽に聴き入ればいい。ひとりでいるといろんなことを(考えなくてもいいようなことまで)考えてしまうので、音楽はそんなわたしの硬くなった頭をほぐしてくれた。












昨日泊まったホステルはバルセロナの中心から少し離れていたため、今日は繁華街にあるホテルに泊まることにした。チェックインをすませ、近くのレストランへ。ひとりで海外旅行をしたことがある人ならわかるとおもうけど、ひとりだと困ることのひとつに、食事がある。


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海外の食事は基本的にボリューミーなので、慎重に選ばないととんでもない量のものを注文してしまい、ほとんど残してしまう、という悲しい事態になりかねない。


この旅で何度かやらかしているので、今回はそれは避けるためにメニューと真剣ににらめっこをするのだけど、スペイン語で書かれているのでちんぷんかんぷんだ。


値段が安いものなら、おつまみ的な感じできっと量も少ないだろうと判断し、めぼしいものをいくつかピックアップして店員さんに声をかける。メニューを指差しながら、料理の説明を求めると同時に、ひとつひとつに「これは量多くないですか?(とんでもなく巨大なものが出てきませんか?)」と聞く。


大丈夫だよ!と言うので安心して頼むと、やってきたのはただのチーズだった。おつまみ的なものじゃなくて、本当におつまみじゃんよ…さすがにチーズだけでは夕食にならないので、またもや店員さんを呼び、追加の料理をオーダーした。


今度もちゃんと「それも量多くないですよね?(こんなに巨大なものが来るんだったら、チーズだけにしておけばよかったよ泣 とならないですよね?)」と確認することは忘れなかった。





次に来た料理も、適度な量で安心した。量の問題は完全にクリアだ。タパス文化のおかげか、スペインで馬鹿でかい食べ物が出てくる心配はなさそうだ。


けれどまた新たな問題が。あやふやなわたしの英語と、あやふやな店員さんの英語で会話を行った結果、注文した料理が、どう考えてもビールに合わない組み合わせになってしまった。


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バゲットとチーズて……これはワインと共に食べるものだよね?ワインじゃなかったとしても、ビールではないよね?


せめてひとつくらいはビールに合うものを!と思い、また店員さんを呼んだ。今度はなんとなくじゃなくて、どんな料理なのかしっかり聞いて理解して注文するぞ!


揚げ物はないかと聞くと、店員さんの説明によれば、日本でいうコロッケのようなものがあるらしい。量もそれほど多くないとのことなので、1人前を注文した。







待つこと数分、店員さんが注文した料理を持ってやってきた。それを見て愕然とした。皿の上には、一口サイズのコロッケがたったひとつだけ乗っていたのだ…。


なんの盛り付けもなく、ただただ一口サイズのコロッケがぽつんとひとつだけ乗った皿を差し出されたわたしは、某然とコロッケを見つめるしかなかった。なんだろうこの脱力感。付け合わせのキャベツもなく、レモン的なものが添えてあるわけでもなく、真っ白な皿に、たったひとつ、一口サイズのコロッケが乗っているって…




なんか…


なんというか……































わびしい。。






















1人前とオーダーしたつもりだったけれど、どうやらわたしの考える「ひとつ」と、店員さんが考える「ひとつ」は違ったみたいだ。言語ってむずかしい。
















一口サイズのコロッケを一口で食べ終え、どうしたもんかとメニューを見ていると、ある重大な事実に気がついた。







































後ろの方に英語のメニューあった。
















なんか、海外で食事を注文することって、人生に似ている。なにも知らずに注文したら、予想外の量がやってくるし、量が多いことを心配して少しだけ頼んだら、とんでもなく少ない料理がやってくるし、わからないなりにがんばってスペイン語のメニューを解読していたら、後ろに英語のメニューが載ってるし。なかなかうまくいかないよね。だけどそれがおもしろいよね。








最後に、この旅でわたしがいちばん驚いた、バルセロナの夜の明るさを紹介します。









ではまた。



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